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版画の魅力を再発見!はがし刷りワークショップ体験記

ふわりと心が躍る、版画の世界へようこそ。今回は、東京都豊田市で開催された「はがし刷り版画」ワークショップに参加した体験を、わくわくするような初心者からでも楽しめるこの技法で、私がどのようにして一枚の作品を完成させたのか、その一部始終をご紹介します。

はがし刷りワークショップ20231226

「はがし刷り版画」て何?ワークショップの魅力に迫る

はがし刷り版画ワークショップ、東京都豊田市 日時:2023年12月26日 火曜日に参加した記録です。 はがし刷りは、版画の一種で、特殊な技法を用いてアート作品を生み出します。一般に年賀状に利用するゴム印は、彫刻して作った凸な部分にインクをつけ紙に写しとる手法です。一方今回は物理的に凹な溝を作成して、インクを詰め乾かし、メディウムを塗ってその接着力で紙にインクを移行させるものです。私はもんでんさんのサイト(もんでんゆうこ)を見ていたところ、この手法を知り、以前線画を教わったことがあるもんでんさんがワークショップを開催すると知り、急遽参加を決めました。また名称もwebサイトで検索しても、(メディウム)引きはがし版画、はがし刷り版画など一定しません。新しい版画手法だといえます。着目したのはエッチング、銅版画などがプレス機を必要とするのに一般家庭でも再現可能な手法でもあり、さらに個人的にアレンジできそうで面白そうだったからです。

ワークショップでの体験手順

ワークショップでは、以下の手順で作品を作り上げました。

  1. 準備: クラフトテープを厚紙に貼り、版画のベースを作成。
  2. 描画: ボールペンで力を入れて線画を描き、版画ベースを凹ませます。
  3. 着色: アクリル絵の具を線画部分に塗り、拭き取ります。絵の具が凹な部分に入り込んでいるのを確認して、余分な部分は拭き取ることで、線画独特の風合いを出します。
  4. 加飾: アクリルゲル・メディウムを塗り、乾かした後、必要ならさらに絵の具で二次装飾します。
  5. 転写: メディウムを再度塗布し、紙を載せて転写します。しっかり乾かしてから、版を剥がし、完成! (注)印刷ベース、メディウムを除けば100均ショップで調達可能な材料ばかりです。 ワークショップを開催したもんでんゆうこによる、はがし刷り版画の手順など

mondenyuko.com

考慮すべきポイントと工夫

このワークショップを通じて、いくつかのポイントが浮かび上がりました。

  • 絵の具の乾燥: アクリル絵の具は意外と早く乾くため、迅速に塗布し、素早く拭き取る必要があります。細かい部分は綿棒が役立ちます。
  • 材料の選定: 版画ベースのクラフトテープは業務用レベルで販売されており、趣味で使うには量が多すぎることがあります。代替素材として、牛乳パックや紙パレットなどが考えられますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
  • 転写の工夫: 版に直接描くと、作品が左右逆になるため、文字を含むデザインの際は注意が必要です。トレーシングペーパーやカーボン紙を使うことで、この問題を解決できます。

はがし刷り版画原画

はがし刷りで見つけた新たな表現

このワークショップを通じて、はがし刷り版画という技法の奥深さと、自分自身で作品を作り上げる喜びを改めて感じました。手順を追って作品を完成させる過程は、まるで魔法のよう。一つ一つの工程が、最終的な作品に大きな影響を与えることを実感しました。

はがし刷り版画加色

はがし刷りワークショップ、再び挑戦したい!

今回の体験は、私にとって新たな創作の扉を開いた瞬間でした。もんでんゆうこさんの丁寧な指導のもと、初めてでも楽しく学べる環境が整っていました。これからも、はがし刷り版画をはじめとする様々な版画技法に挑戦し、自分だけのアート作品を創り続けていきたいと思います。

引きはがし版画完成の図

このブログ記事は、版画に興味がある方、新しい趣味を探している方、クリエイティブな活動に触れたい方に向けて書かれました。はがし刷りワークショップでの体験を通じて、版画の魅力と、それを通じた表現の楽しさを伝えられれば幸いです。

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